とにかく一言。映画村最高!!
いやもう、笑いをこらえてビデオカメラ持つ手がプルプル震えるし、目尻には笑いジワと涙が貼り付きました。
以下は恒例のレポもどきとなりますが、今回はいつになくネタバレ度が高くなります。なにせある程度詳しく語らないと、あの笑撃は伝わらない……。
まあ、まずは例によって周辺事項。
三連休も最終日ということやお天気が怪しいこと、それに今の時期小さい子のいるご家庭はおそらく運動会やらバザーやらの催しで忙しいであろうことから、人出はちょっと少なめでした。
11時第1回開始で、10時に3階の会場前に到着したらまだ誰も並んでいなかったですよ。
だもので、まずは2階の展示スペースへ。ちょうどプリキュア3人組とマジレッドの握手会をやっていました。あいかわらずプリキュアのかぶり物は大きくて怖い……。マジレッドさんはひざまずいて子どもと握手していたので最初見えませんでした。
劇場版響鬼の展示は、前に変な場所にあったロケ写真パネルがちゃんとご当地ライダー着ぐるみ(劇中で使用)の横に来ていました。ご当地ライダーも前は照明の具合が変だったですが、今回は見やすくなっていて、子どもたちが足を止めていました。
そのそばに、この秋公開予定の「仮面ライダー THE FIRST」の1号2号がそれぞれ展示ケースの中に。なかなかスマートで良かったんですが、首からまっすぐ垂れる赤いマフラーがどうしてもネクタイにしか見えないのはいかがしたものか。
さて今回のヒーローショーは「○ロナミンCプレゼンツ」で、場内のあちこちにヒビキさんのかっこいいポスターが貼ってあったのですが、オ○ナミンCを配る催しもありまして、子どもには響鬼さん、大人にはキャンペーンガールが手渡す、ということを2階の階段上がったとこでやっていました。はじめ来たときは準備中でしたが、展示をぐるっと見ている間に、どこにこれだけ人がいたんだという感じの人混みに。それに付きあっているとショーの席が取れなくなるので、ぼちぼちと並びに上がりました。
開場待つ間、「○ロナミンCプレゼンツ 映画村オリジナルスペシャルショー『仮面ライダー響鬼VS桃太郎』」というなんともいえないポスターを眺めつつ、ご一緒させていただいたRさまと他愛ない話をあれこれ。
今回ライダー側の出演は響鬼と威吹鬼だけみたいで、轟鬼は出ないみたい。轟鬼は子ども受けが良いのに残念。などという話から始まって。
戦隊物と違ってライダーだとちょっと人数が少なくて寂しいかな、とか。
映画村ショー恒例のワイヤー宙づりだけど、今回は誰も飛ばないかな。って、キジが飛んだりして。桃太郎のお供が着ぐるみで出たりしたら頭数は揃いますね、とか。
やっぱり劇中でオロ○ミンC飲むのかな〜と。でも響鬼さん口無いし。変身解除できないし。桃太郎が飲むのか。いや、案外敵さんが。とか。
やっぱり桃太郎が響鬼さんたちを「鬼め」といって退治しようとして「鬼だよ」……ってそれ違う人だし、とか。
Rさまは今回のタイトルを見て真っ先に「桃○郎侍」を連想されたとか。般若の面と薄衣つけて登場し、一つ人の世の生き血をすすり……。でも東映ではないし。そもそもお子さまおいてけぼりですね、とか。
まあそんなことを話していたわけですが……。
さて開場。
最前列左端をキープ。
恒例のお面販売ですが、マジレッドと響鬼はそれぞれレジェンドとアームドだけでした。やっぱりお姉さんのひとりがデカレッドで、ポケットが多くて便利そうだな〜とか、やっぱり男物でも買えば良かったなとか思いました。春にマジの女性ジャケット着てたのに、あれはどうしちゃったんだろう。(とか思ったら後でアトラクションの入り口にマジレッドジャケのお姉さんが。赤のチェックだから可愛いこと)
舞台セットは前回のマジと同じ、山の中の書き割り。ワイヤーが見えたのでちょっとわくわく。
BGMに「輝」と「少年よ」と劇場版の主題歌がヘビーローテーションで流れていました。やっぱり戦隊にくらべると曲が少ないよね。ていうか、OP変わったって聞いたんだけど、まだ音源間に合わなかったのかな。「少年よ」にあわせて歌っている子どもがいてちょっと驚きました。
いよいよ本番です。
今回はかなり激しくネタバレしますので、今後見に行く予定のある方は絶対にここでお帰りくださいね。責任取れませんですから、わたくし。なにせ公演は12月頭まで続きます。それまで書くの待っていたら内容忘れちゃいますよ。
まず、いつものお姉さん登場。
諸注意が済んだと思ったら「みんなが元気ハツラツになるように、お姉さんの真似をしてね。お姉さんが『元気ハツラツ、オロナミン〜』っていったら、みんな『C〜〜ッ』としてね」
こ、ここで出てきましたか。
さすがに子どものノリは悪かったです(汗)がお姉さんが恥ずかしがらずいつものテンションでやってくれたのが救いです。ここで照れられたらこっちが居たたまれない(苦笑) いやしかし、お姉さんも大変だ。
子どもたちの「ひびき〜」という呼び声で暗転、降りてくる幕。
ドン、ドドンという耳馴染みの太鼓の音とともに映し出されるのは阿吽の鬼石と「携帯電話の電源をお切りください」の文字。
いきなり一発くらって、早くもビデオ持つ手がプルプル震えます。
そして「昔々」のナレーションと映し出される絵巻物……が燃え上がり、「響鬼vs桃太郎」と堂々のタイトルロゴ……って相変わらず懲りまくり。わざわざ筆文字! はともかく、桃太郎ご一行と鬼たちの絵は誰が描いたんだ〜っ!
一応舞台は昔々っていうことで、響鬼さんと威吹鬼さんもその当時の……ということらしい。
まず童子と姫が登場。映画村オリジナルな衣装でしたがかなりそれっぽい感じでナイス。それを追いかけてくる響鬼さんと威吹鬼さん。この2組はすぐ退場。
そして「悪い子はいねえか〜」となまはげ……ならぬ、悪い鬼兄弟登場。客席最前列の女性に「嫁になってくれ」と絡みます。そこに「もーもたろさん、ももたろさん」と軽快な歌声にのせて通路をやってくるミスター桃太郎。女性を取り合う鬼兄弟に割り込み、「美しい女性に罪はない、罪があるならそれはあなたの美しさ」と歯の浮く台詞を言い、リボンのかかったオロナミ○Cを女性にプレゼント……。
鬼兄弟と桃太郎の立ち回りになり、旗色悪くなったももたろさん、「出でよ、わがしもべ!」
スクリーンにえらくリキの入った玩具めいた犬猿キジのCGが映し出され……。
3匹のしもべ登場! いや、着ぐるみじゃなく擬人化状態ですが。
わたくし既に腹筋が痛い。
いや、キジさんのアクションかっこよかったです。動きにちょっと体操入っていて。猿さんの棒術もなかなか。
そこに童子と響鬼たちの乱入。悪者たちが退場した後、桃太郎ご一行とひびきーずの互いの紹介とまあ予想通りの反目。
この桃太郎さんがまあなんというかガキンチョというか可愛い性格で。響鬼たちと打ち解けるしもべたちにむくれたりすねたり。
いきなり飛び込んできた何かから追われてるらしい女性(実は姫)に一目惚れしたり。
で、追いかけてきた響鬼さんたちに立ち向かおうとするのですが、「馬鹿な奴」と姫にしもべたちをさらわれてしまうのですな。
うまいな〜と思ったのが、ももたろさんに媚びを売る姫が口をきかないこと。姫と童子の声は効果バリバリにかけてありました。
家来を失ってべったりへたれこみ、さっきまでツンケンしてた響鬼たちにすがっちゃうももたろさんのへたれっぷりがまたイカす。
で、姫に操られちゃった3匹と対決しなきゃいけなくなった桃太郎。なかなかの盛り上がりシーン。
まあいろいろあって、響鬼さんいったん退場。
桃太郎ご一行と威吹鬼さんで姫たちに立ち向かいますが、いよいよピンチ。わきおこる子どもたちの声援。
と、通路を進む人影。
薄衣を被き、般若の面をつけ……「ひとつ、人の世の……」
えー、うちでは基本的にAAは貼らない方針なのですが、この時はまさに
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!
という感じ。
いやもう、手が震える震える。
しかし響鬼さんあんた何してんのん。
あとはひたすら立ち回り。
キジさんはちゃんと宙を舞ってくれたし。
屋外ショーにはあまり向いてない感じの響鬼だけれど、ライティングを使うと太鼓の感じがうまく出ていたし。
しかし桃太郎さん、「キビ団子ボンバー!」は反則だと思う。
とにかく、見事な大団円で終わってくれました。
響鬼さんと威吹鬼さんが退場するときに、わーっと拍手が起こったんですよ。もうそれなりにけっこうショーとか見てきて、終わるときに五月雨に拍手あったり掛け声かかったりというのはあるけど、あんな一斉の拍手は初体験。
いやはや、大人も子どもも楽しめる良いショーでした。
夏のショーと脚本さん一緒なのかな。基本的に明るく楽しいノリだけど、肝はしっかり押さえていて。ヒーローがどちらかというと脇に回って、ちょっとお軽いゲストキャラが戦いの中で一皮むけて成長するというドラマがしっかり描かれていて。でも押しつけがましくなく、子どもにも伝わりやすい平易な筋運び。
スクリーンや照明を駆使した演出も相変わらず素敵。姫が「鬼さんこちら〜」と手招きする姿が影法師だけでゆらゆら映し出されるシーンなんか実に雰囲気ありました。
アクションもいつもながら素敵。響鬼さんは音激棒をクルクルと回してくれたし、威吹鬼さんは足技を駆使してくれたし。トランポリンを使った縦回転なんかうっとりしてしまいました。たぶん間違いなく威吹鬼さんの中の人、夏にマジイエローやってた人ですね。
サイン&握手会、参加してる子ども少なかったんですよね。
ついかぶりつきで見てしまいましたけど。
自分も握手に並びたい欲求にかられて大変でしたわ。
響鬼さんがサインで威吹鬼さんが握手してたんですが、人数が少ないおかげで、まったりと威吹鬼さんとのマンツーマン撮影会状態だったんですよね。ひとりちゃっかり威吹鬼さんに肩抱いてもらってるお母さんがいて、思わず「あーっ」と指差しそうになりましたわ(苦笑) 子どもたちに対する威吹鬼さんの仕草がまた優しくて素敵でねえ。握手に差し出す手とか、頭を撫でたり肩に手を置いたりする様子とか、とても感じが良くて。子どもたちがまたみんなすごく良い表情だったもんな〜。すっとポーズをつけるときの威吹鬼さんの指先になんとも表情があることに気付いて、すっかり見とれっぱなしだった手フェチの自分でありました。
うわ、なんかものすごく長くなってるよ。
2回目では真ん中の通路の横に陣取り、桃太郎さんや桃太○侍(笑)が真横を通るのをしっかり拝みました。桃太郎さんのほっぺには赤い頬紅がちょんと乗っていました。この方、たしか夏の公演では忍者サイゾウくんだった人。すっかりレギュラー。鬼兄弟とのやりとりで、お孫さん連れた老婦人が近くに座っていたので「こちらの昔の美しい女性なら渡してもかまわんが」などとアドリブ飛ばしてました。○太郎侍登場にはお父さんあたりからクスクス笑いが。
3回目の握手会で、かぶりつきでカメラ向けていたら、威吹鬼さんがこっち向いてわざわざ私たちのためにポーズを取ってくれました。わーい。きっと威吹鬼ファンだと思われたんだろうけど、中に入っている貴方に萌えているんです、と言ってもわからないだろうなあ。
顔も声もわからないスーツアクターさんに萌えるって変ですかね。動きやポーズ、しぐさがカッコイイ、とドキドキときめくって……あまり賛同してもらえないかも。
3回目を見た後、話の種に、とオロCもらってきました。できれば響鬼さんにもらいたかったなあ。進行のお姉さんがすごくぎこちなくって、こっちが恥ずかしかったですよ。照れちゃダメだ、照れちゃ。「おいしい飲み方」とやらが書かれた紙ももらいましたが、ある一定の年齢以上には懐かしい「オロ○ミンセーキ」もしっかりのっておりました。
冷えて水滴がしたたっていたのでその場で飲みましたが、黙って立っているとあちこちからフタを開ける音がぷしゅぷしゅぷしゅぷしゅ聞こえてきておかしかったです。
ところで映画村って着物や浴衣で来村すると入村料半額ですってね。中に入ってしまえばほぼ無料でなんでも楽しめるけど、入村料けっこう高いから、家族全体だとけっこうな差かもしれません。