映画村 デカレンジャーショー第2弾

2004年8月1日(日)


 さて。いざ映画村。別に映画キャンペーンイベントの下見に行ったわけではありません。(それらしきお兄さんお姉さんは見かけましたが)だいたいあんなお盆前の日程で出かけられるわけないっちゅうの。お目当てはスーツショー第2弾。その名も『特捜戦隊デカレンジャー サムライ・ゴーウエスト セカンド エマージェンシー』 ベートニンも出演だ(笑)
 結論を先に言うと、面白かったです〜〜!! 堪能しました。あなどれず、映画村。
 ここからはまた例によって例のごとく、たらたらと余計なことも含めて追っていくといたしましょう。今回は前よりネタバレが激しくなるのでご注意ください。といっても、ばれて困る人も少ないんだろうけど。でも、むしろこれは見なきゃ損!です。ぜひ見るべし!ですよ。スーツだからって馬鹿にしちゃいけませんよ。本物(の中の人)が出ていたはずなのにまるで別人だった某所の某舞台にくらべたら、感動的なキャラのシンクロ率なんですから。

 ゾロリ終了と同時に家を出て、一路太秦へ。JRの駅からだと歩く歩く、20分は歩いたかな。
 突然ですが、この日の危機一髪その1。駅で乗り換え待ちをしていたとき、目の前に鳩の落とし物が…。あと10センチずれていたら危なかったです。ブルブル…
 危機一髪その2。ネットから打ち出しした地図を見ながら歩いていたら、右折する車に巻き込まれかけた。こっちの不注意でもそちらに責任いくんだから、気をつけてくださいな、運転手さん(涙)
 入村してまず向かったのはヒーロー展示スペース。基本的に春と変わっていませんが、アバレの敵基地の替わりに6人目大集合となっていました。前回アバレキラーの立っていた位置にはデカレッドが。そうか、そこは主役の位置だったのか(笑) キラーのふんぞり返り方もよかったのですが、デカレッドのガッツポーズ具合もらしくって感心しました。で、前はオルフェノクの面々が立っていた場所にはマイクが数本立っていて、聞き慣れた曲が流れています。そしてスクリーンから「ここはデカベース内のライブハウス、デカレンジャーたちが歌の練習をしているぞ」…って基地の中にライブハウスって…ていうか、ボス!このためにわざわざ台詞吹き込んだんですか! …さすが本家東映…
 でもって。アギトの撮影使用武器を展示してあったスペースにはデカレンジャーin映画村の写真と台本・進行表などが展示されていました。5人の大きめのキャラ紹介パネル(おそらく写真は使い回し)にはそれぞれサインと一言が。…なんでスト2なんですか、センちゃん。そしてウメコ、あいかわらず字が小さい(朝日公式でみんな読めなくて泣いていた)のに「リーダー」の4文字だけ異様に大きかったです(笑) トークショー&握手会の写真で、ホージーが小さな女の子を満面の笑みでがっつり抱きしめているのがあって、絶句しました。…やはり一番のいい人&子ども好きはこの人に決定かもしれない…。また女の子がすごくいい顔して写ってるんだ、これが。台本見て意外だったのは、「伴番」「仙一」「小梅」とそれぞれ本名で書かれていたこと。正直違和感だったです。中村・THE・ロボの設定もあって、なんていうんでしたっけ、役者の名前を書く札が面白いことになっていました。

 ところで、この展示スペースでは1日5回ほど「プリキュア&ブレイド握手会」なるものが行われます。ブレイドは普通に着ぐるみ。プリキュアの二人は衣装をつけて首は大きなかぶり物(正直コワい)。なのですが。この日はどういうわけか、お客がずいぶんと少なくて、場内閑散としてたのですな。数少ない子どももなんとなく近寄りかねている感じで。なもので、ブレイドが自主的に握手を求めに回りだしまして…来ましたよ、私のところへも。握手してもらいましたよ、ええ。いや〜大変だなあ…と思わずにはいられませんでした(^^;

 さて、ショーの話。
 1日3回上演。30分前に開場で、何だか余裕で前のほうに座れてしまいました。人が少なかったんですよね〜、もったいない。ただし、前に大柄なお父さんが座ったので席を替わること数度。席に段差がないので、ちょっとつらいのです。とりあえず1回目は前から4列目くらいの真ん中に陣取りました。2回目は右端だけど最前列(汗)、3回目は左寄り前方。
 今回は売り子のお姉さんS.P.D.制服じゃなかった〜。残念。かわりといってはなんですが、アトラクションコースターの受付お兄さんがレッドの制服でカッコよかったです。あの制服足が長く見えるなあ。…っと、話を戻して。今回はデカマスターのお面が増えていました。ブレイクはまだできてないのかな。あと、デカと剣のうちわ。カラー電飾付き。あちこちで母と子の攻防が見られました(笑) ところでお姉さん、なんでデカマスターのお面を手にして売って歩くですか。なんでマスターのお面がカゴの一番上に山積みですか。…やっぱり売れるんですかね。しかしこのお面、つや消しのメタリックブルーで、なかなかイイ感じの色合いです。
 舞台の設営は、前回とそれほど変わらず、正面に大きな門扉(これは演出上かなり重要)。左右に京都らしい町並みの書き割り。その後ろは階段状。立ち回りのために舞台の前も広めに空いています。前と違うのは門の上に大きめのスクリーンが下がっていたことと、舞台両端に上からひもが垂れていたこと。
 いざ開始の前にお姉さん登場。諸注意と声出し練習。あいかわらず導入上手です。
 場内が暗くなり、スクリーンに「サムライ・ゴーウエスト」の顛末が流れます…が…変身後のデカたちとベートニンが茶屋で談笑してたり、立ち去るベートニンを橋のたもとで見送ったり、と見慣れぬシーンが映し出されます。もしや本編カットシーン!?と初め思いましたが、どうやらこの導入部分丸ごと映画村で作成したもよう。テレビ版のOP(第1話のものでした)が流れた後、今回のタイトルがシャキーンと入ります。うおお、凝ってる〜。
 今回の敵さんはネゴロ星人。外見はまんま忍者ですが「忍者にあこがれている宇宙人」だそうで…。イエローいわく「コスプレ親父」の頭領は…そういえば70年代初頭の時代物特撮にこういうキャラ必ずいたよなあ…という感じの実に胡散臭い風体でした。
 さてさてデカたちですが、まず声と台詞回しが前回以上に本物そっくりですよ。前回はちょっと途中で変なギャグに走ってましたけど(「こまわりくん」ってわかる人いるのか?)今回はぐっとシリアスな台詞運びで。でもって、動きが、動きが、これまた本物っぽいんですよ〜(涙) いやもうアクションレベル高いし! 敵も味方もキビキビ立ち回りしてました。場内に歓声が上がったのは、ワイヤーをつけたグリーンが宙を舞う姿! まさかセンちゃんのきりもみジャンプを肉眼で見られるとは思いもよりませんでした。そしてまた、アクション以外のシーンでも、細かい仕草がキャラに近づけてあったんですよねえ。ストーリーのメインになっていないキャラたちもそれぞれ自分の芝居をしていて、腕組みしてもたれかかってちょっとえらそうな感じで話を聞いているブルーとか、好奇心丸出しという感じのピンクとか。
 ところでイエローさん、背は高いし動き機敏だし、もしかして男性かも、と思ったのですが…色っぽいんですよ。ちょっとした立ち姿のポーズの付け方とかすごくキレイで。お約束でやられて倒れて必死に体を起こすシーンがあったのですが、反った背中のラインなんぞにドキドキしてしまいました。声がまた、テレビ本編より3割増し「お姉さま」で。本編とは別に映画村イエローさんのファンになってしまいそうです。
 んで、映画村グリーンさん。やたらバク転するし、ちょっとした仕草がノリが良いし、段から降りるってだけで、いちいち体をひねりながらぴょこぴょこジャンプするし、こちらもファンになりそう(笑)
 音響や照明がまたイイ感じで。特に名乗りのシーンは背後から逆光でそれぞれのカラーのライトを当てて、身震いするほど格好良かったですよ。
 重要アイテム(?)がダイノガッツならぬ「侍の魂」で、最後の立ち回りが刀を使用したもの、というあたりが如何にも映画村でしょうか。
 いやもう、レベル高かった〜! 退場時もビシッとポーズ決めて格好良かった。

 さてさて、ショーの後はサイン&握手会です。必要な購入グッズは5百円の色紙か2千円のノート・パズルなどの詰め合わせ。さすがにほとんどの子どもは色紙です。詰め合わせの場合、お面の種類を好きなヒーローで選べるのですが、販売場所の近くで座っていたとき見た限りでは、みんなデカマスターを指差してました。や、やはりここでも1番人気でしたか。こうはっきり目に見える形で示されると何とも言えない気分になります。
 ま、当然サインするのはレッドなのですが、今回は他の4人は握手要員。前回より豪勢です。はじめる前にお姉さんが出てきて、5人の中からサインするメンバーを選ぶ、という流れなのですが、「俺が俺が」というポーズを見せ、選ばれないとずっこけ、「ちっ」とばかりに宙を蹴るグリーンさんにラヴ。それにしても長机の前に座って一心にサインするレッドってシュールな図でした。
 サイン会の後は撮影会。子どもたちはデカたちと一緒にハイポーズ。これは誰でも参加可。太っ腹だぞ、映画村。そもそもショー自体無料っていうのが太っ腹です。入村料はそれなりにかかるけど、3回見ること考えると…(えー某所と比較して…)充分元とってます。

 えーっと、これをアップしてから半年以上経ちましたし、そろそろ内容バラしてもOKかなあ、と。
 すごくよくできたショーだったのですが、唯一「これは……」と思ったのが……実はショーにおいてベートニンが死んでしまうのですよね。爆死。おいおい、勝手に殺していいのかよ、と思わずにはいられませんでした。
 ゾイナー星人は猛烈長生きという設定なので、本来ならもう何万年も生きていたかもしれないと思うと不憫で。だってベートニンってまだ青二才っぽいし。
 たしかに感動的に仕上がっていましたけどね。
 グリーンとブルーが「……やるしかないよね」「……やるしかないな」と立ち上がる姿は抑えた怒りと決意が伝わってきて、ぞくぞくしました。



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