無理矢理休みを取って、スカイシアターへ行って参りました。同僚にはすごく迷惑かけてしまった…。
今回、行く前すごく不安だったんですよ。素顔の戦士のアクションが増えるという情報が入ってきていて、シャドウの出番が減らされたらどうしよう、と。それ以前に、新番組にも岡本さん出演されているので、スケジュールの都合で違う方が演じられていたらと思うと堪らなくて。シャドウのあの貫禄と存在感が出せるのは岡本さんしかいない、と思いつつ、もしかしたら…と。ビデオカメラと三脚担いで(笑)出かけるのに意味が無くなる…と、どうも素顔の役者のことは念頭に無い様子(苦笑)
さて、日曜。この日は5回公演なので開始が1時間早く、始発で出かけることとなりましたが…。戸を開けると雪…。新幹線では関ヶ原付近で雪のために徐行。窓の外は吹雪いて真っ白けというすさまじい天候でした。
某氏の出番がどうこうより、そもそも公演できるの?という不安がぐるぐると。握手会になっても生萌えしていない身では面白くありません。
前日にダンナに「上から羽織る長めのダウンジャケット貸そうか?」と言われたのを、アバレジャケは人目にさらしてこそ意味がある、と断ったことをかなり後悔。それなりに覚悟して厚着はしてきたのですが…。オバシャツ+黒Tシャツ+黒ハイネックシャツ+濃紺Vネックセーターの上にアバレジャケ。下半身は黒タイツ+ズボン下(というかステテコ)×2+膝下ストッキング+靴下+Gパン。はっきりいってピッチピチ。これに貼るカイロと靴用カイロを装着し、なんとかアバレジャケ姿を維持できました。丸首シャツはさすがに勘弁してください…ていうか2月11日はアスカ本人もハイネックでさんざんネタにされていました。
東京に着くとなかなかの上天気。と、ここでこの日もずっとご一緒していただいたRさまから行列がすごい、との情報が。私信となりますが、整理券の件でお手数おかけしました。5回目も並んでいただいたせいで、せっかくの舞台裏を未逃すことになってしまって申し訳ありません。
入り口で券を買うとき「大人4枚」と言って「大人4名ですね(笑顔)」と返されましたが、あえて否定せず(爆)
さて、私も実は行くのが始まった直後になってしまった空劇舞台裏。聞こえてくる台詞の声は確かに岡本さん…! これで懸念の半分は吹き飛んだわけですが…。それにしても聞こえてくる声がやたらドス効いてるんですけど…(汗)
舞台裏で出番待ちで一番多く拝めたのはアスカさんでした。愛想良かったです。ていうか楽しげに歌ってるし…(汗)
ところで、わたくしスカイシアターが満員になったところ初めて見ました。今まで行った時は天候が怪しかったりすることが多かったので。端まで一杯の光景初体験。その大部分が子ども連れという、ある意味非常に正常な状態でした。…って、異端な存在である私がいうことじゃありませんが。この寒いのに大変ですね、お父さんお母さん。大きいお兄さんお姉さんももちろんいらしてましたけどね。毎回先頭のトップに並び、ファミリー席横の最前列を確保していた集団がありましたが、たぶん前日から徹夜でしょうね。8割がブルージャケ着用だったので、勝手に「青ジャケ軍団」と心の中で呼ばせていただきましたが。何はともあれ開場と同時に走るのはやめて欲しかった。毎回毎回。子どもがつられて走ったら危ないではありませんか。走らなくてもどうせお子さま連れはファミリー席に入るんだからお目当て席は確保できるのにね。
目当ての違う私たちは毎回同じ席を確保しました。舞台中・上段下手がよく見えるファミリー席左横やや上方。通称「御大席」(どうやら「御大」とお呼びすることにしたらしい(笑)) 整理券がAブロックだろうがCブロックだろうが、まったく影響なく座れました。
この日はジャケットの人がごろごろしていたので、自分はそれほど注目を浴びなかったのですが、それでも2つほどエピソードが。整理券並びをしているときに、若いお嬢さんが「すみません!」と息弾ませて声を掛け「そのジャケットどこで手に入りましたか」と尋ねてこられました。インターネットの東映ヒーローネットで通販して…と答えると「2万9800円のですね…」と肩を落とし、礼をされてからターッとお仲間の元に帰られました。…やっぱりアバレジャケの値段設定は学生さん(推測)にはキツイものがあったようです。もひとつは、トイレで5歳か6歳の女の子がびっくりまなこでこちらを見、「え、なんで…?ほんもの…?」とかつぶやくので、大あわてで首と手を横にブンブン振りました。女の子は「なんでそんなかっこしてるの?」と聞いてきます。「そりゃあアスカさんが好きだからよ」と答えると、「だからってそんなのきなくても」とクールに返してくださいました。けっこうこたえたよ、お嬢ちゃん…(涙)
さて、お待たせいたしました。アバレンショー本番です。
とりあえず一叫び。
「できるんなら、最初からやれー!!」
今まで見に来た人の立場はいったい…(汗)
いえ、すみません。要するに「良かった」ということなんですけど。
素顔の戦士たちの出番はぐんと増えていました。もちろんアクション付きで。凍り付き萎えてしまうお馬鹿登場シーンはなくなり、登場即アクションに突入。ちゃんと一人一人出番があります。幸人なんか、かなりきれいに蹴りの脚が上がっていて見せてくれました。凌駕は…うーん…あんまり得意そうじゃない感じだったけど、頑張って動いているのが伝わってきたのでいいです。この二人は秋公演ではまったく動いていなかったという話だったので、もしかしてこの土日が初アクション披露? アスカは得物を持った殺陣が主体。まあまあいい感じでしたが、やられアクションのほうが長かったような(苦笑) らんるちゃんはいつでもどこでも一所懸命。ワニの代わりにスカイシアター専属タヌキ怪人が変態おっかけしてくれました(笑)
お子さまたち大喜び。
でも、変身後が出てきたときのほうが子どもの歓声が大きかったこともまた事実(笑)
やっぱり心持ち変身後アクションが短くなっていた気もするけれど、それほど大きな差があったようにも見えません。実際のところ、トークの時間が若干削られていた気もしますが、各回の上演時間自体が少し延びていたみたいです。ショーとショーとの間隔が短いので、入れ替えも大変。
そうそう、みこっちゃんも客席から舞台に上がってくるときにちょっとアクションしていたみたいですよ。「みたい」というのは、このとき私の視点はシャドウに固定されているので、ちゃんと見ていないからです(苦笑)
アドリブやおふざけもありましたが、今回は前ほど気になりませんでした。というか、敵側の人たちもちょっとしたアドリブをかましはじめました。そういえばハリケンの時はこういう息とノリの合ったやりとりが応酬されていたなあ…と思い出しました。
変身の決め台詞も揃えたし、ラストもまじめな台詞の途中でチャチャを入れなくなったし。…またも教育的指導が入った?(半分本気)
締めのお笑いと、トークショーは、まあ…。2回目はかなりまともでしたが、回を重ねるごとにエスカレートしていって、最後はギリギリだった気もしますが、まあ本編頑張っていたのでよしといたしましょう。
なんかね、客席に座っているときの雰囲気が前の時とぜんぜん違っていたのですよ。子どもの数が圧倒的に多いって言うのも大きいと思います。アバレたちのピンチに「がんばれー!」という声が自然と飛んで、お姉さんの掛け声に合わせて「アバレンジャー!!」と空気を引き裂くような声を上げて。目の前で戦ってくれるテレビのヒーローに目を輝かせて。トークの時の「面白かった〜?」という問いにも力一杯「は〜い!」と返事して。
こごえそうに寒かったけど(途中で雪もちらついたし)、場の空気は絶対この前より熱かったと思うのです。だって、4回目だかに、前の前の席に座っていた男の子、ショーが終わって、振り返りながら「ダイノガッツで寒くなくなった」って真っ赤な顔して言っていたんだもの。本当に。
かなり無理をして来たけれど、来て良かったと思いました。
それと同時に、なんで今頃…という思いも湧きました。
舞台は次の週で終わりなんですよ〜。今まで見に来ていた人は同じお金払ってあんな(自主規制)を見せられて、割に合わないじゃないですか。私だって、今回見に来なければT氏に「勘違い野郎」の烙印を押して、あやうく記憶から葬り去るところでしたよ。
やっとハリケンの時のレベルに近付いたと思うけど、これくらいやって当然なんじゃないでしょうか。怪我した人がいるなら、その人はあまり動かないようにするか何かで、他の人はアクション入れるようにすればよかったんじゃないでしょうか。
まさか単純に殺陣を覚えるのに今までかかった人がいたんじゃ…なんて邪推までしてしまいましたよ(苦笑)
どういういきさつで素顔の出番がないバージョンとなっていたのかわかりませんが、今回出番が増えたことで、アバレ役者も真剣味が増したように見受けられました。アクションに意識集中しなきゃいけませんものね。そして、ショーの中で一生懸命に演技し、燃焼できたことで、アドリブやトークで無駄に弾けすぎることも抑えられていたように見えました。また、アバレ役者が演技にまじめに取り組むようになったために、共演者たちの雰囲気も明らかによくなったように私には見えました。
このようにつらつらと考えると、この間はふざけていた、とアバレ役者たちばかりを責めるのも酷な気もしますが…。
でもこの間くさしたのの撤回はしませんからね。
さて、ちょっと番外な話。
生ホージー見ちゃった。
4回目公演の時に客席にデカブルーの人が来ていました。一般の人の中に混じると、やっぱり明らかにかっこいい。普通にドキドキしてしまいました。や、アバレ役者さんは見られて当然と思ってますけど、思わぬ人を目撃すると、ね。
舞台のほうもアドリブ飛ばしていましたよ。ブルーがいつもなら「オッケー」というところを「一件コンプリート」と言って退場したりとか(笑)
いつ移動したのか、トークの後に舞台に立って凌駕さんと並んで挨拶してました。細かったです。凌駕さんもたいがい細いけど、ホージーもすごくスレンダーでした。
5回目はリジュエル役の人が見に来てました。白のミニスカで…寒そうでした。色白だから鼻の頭真っ赤になっているのが丸わかり(苦笑) 舞台ではアスカさんが「パパは頑張ってるよ〜」と叫んだり、ラストで「ミコトと名付けました」というシーンで、「リジェだった…」と客席を見上げ、「…ミコト、でいいかい?」とたずねたり。
らんるちゃんは気付いていなかったらしく、トークの時に「ねえ、みんなさっき何で笑ってたの?」とたずね、「え?どこどこ、わかんない」とキョロキョロ。……らんるちゃん、生のあなたはほんっと〜〜に可愛いです。
リジュエルの人は逃げ損ねたらしく、ショー終了後、観客(男性多数)に取り囲まれてしまっていました。あらまあお気の毒。
色白と言えば…って脈絡ないですが、みこっちゃんの人、トークで何かネタするたびに顔真っ赤にしてました。ちなみにノビ太ネタはすごかった…。
はあ…。
さて、これで、役者ネタとか、他の人も読めるようなことはみんな先に書いたぞ、と。
以下はシャドウ萌えのたわごとです。
…ええ、皆さまに退かれてるのはわかっていますから。
この本人にも理解不能な壊れっぷりを生暖かく見守ってくださる方だけおつきあいください。
1回目で舞台裏から聞こえてくるシャドウの声がドスが効いているような…と書きましたが、2回目以降、ちゃんと客席から見ても、しっかりドス効いていました。基本的に岡本さんの声は端正だと思いますが、2月に見たシャドウもその印象が強く…。しかし今回はかなり低く力入った悪人声。…っていうか、もしかして御大、かなりノっていませんか…? 動きも一層派手で、力入っているように見受けられたのは気のせい?
自分はこれで3回空劇に通っているわけですが、その度に少しずつシャドウの演技に変化が加わっているんですよね。サングラスの外し方はその最たるものですが。(そんな小さな違い…と言う無かれ。サングラス着用と素顔をさらすのとでは、キャラクターの心情に大きな差があるはず。それが自然に外れるのと自ら外すのでは全く意味合いが違ってくるではありませんか) 今回は最後に連続攻撃を受けて仰向けに倒れているとき、片手を震えながら差し上げる動きが加わりました。色々意味は取れると思うのですが、何かを表現されようとしたことは確かで、こちらはまたしてもボールを投げられた気分です。…にしても、濃いですよ、御大…。
絶命の時の動きと声も派手になっていました。奈落に落ちるとき杖が飛ぶ飛ぶ(笑)
うーん…。
これはまったく私の勝手な憶測なんですが。
今回、御大がノっているように見えた…というか、ご機嫌麗しいように感じた、というのは…。
え、いや、別に前の時と表情が違うとかそういうことはまったくないんですよ。ないんですけど。なんというか、こちらに伝わってくる空気というようなものが確かに存在していまして…。
もしかして、もしかしてなんですけど、御大の機嫌が良かったのは、舞台の内容が改善されて、アバレ役者たちもまじめに取り組んでいたからじゃないか、と…。
正直、初めて見に行ったときは、素顔の戦士たち、それは共演の方々に失礼だろう…と思わせる言動でしたからね…。
前にも書きましたが、アバレ役者たちが変な髪型で登場したとき、シャドウは舞台の端で横向いたまま全く動かなかったのですが、別の日に同じシーンを見ると、振り返ったり忌々しげな表情を浮かべたり、進行に合わせて細かくリアクションをされていました。
もしかして、やっぱり、あの時は…
怒っていらした?
いえまあ古い話はともかく、楽しげに動いていらっしゃる御大を拝めてよかったです、ほんと。
今回は張り切って三脚立ててビデオセットしたんですが、いかんせん操作する人間がへぼへぼで。ほとんどまともにとれていないだろうなあ…。自分的萌えのメドーサとシャドウが舞台の端と端にいることが多くて、カメラのフレームに収まってくれないのがまた困りものでした。どうしてもシャドウを優先してしまうものだから、メドーサ姐さん、ごめん。今回リボンが可愛かったです。さりげにおしゃれさん。