Y本康平トークショー@ジャングル

2003年5月25日(日)


 なまじ近いと油断するのか、チケットを持って出るのを忘れて引き返し、小一時間ロスをするというお馬鹿から始まった一日。余裕で着くはずが本当のギリギリとなりました。いつものように難波から降りて歩いていくつもりだったけど、地下鉄乗り継ぎ×2で恵美須町へ。いやあ、何べんも前を歩いてたけど、その裏にあんな濃ゆいスペースがあるとは知りませんでしたよ。
 本日の自分の格好はこーへーデザインドアTシャツの上に、ダンナの黄色いシャツをジャケット風に羽織るというもの。カバンにはハリケンジャケを詰めていきました。
 会場に着けば、丁度並び始めたところ。整理番号10人ずつ呼ばれるので、みんな前にたむろしていました。あちこちでお知り合い同士の交流の輪(というか団子)ができていました。クルーズでお見かけした(そして後日あちこちのBBSやレポでお名前の判明した)方もちらほらいらっしゃいましたが、こっちが知っていても向こうがこちらをご存じのわけもないので相変わらず一人佇んでいました。
 イベントスペースはカーテンで仕切っているだけで、そこを開ければ道路から丸見え状態。ジャングルのイベントは初めてなので要領がわからなかったのですが、指定の商品を購入すると写真撮影&握手券が入手できるもよう。あらかじめ対象のテレカの料金は振り込んでいたけれど、引き替えについて掲示していなかったのでちょっと面食らいました。他のイベントの予定も張り出してあって、Y削智久さんのところには「売り切れ」表示が。このY削さんのチケットについては、徹夜並び宣言をした人が出たために、店頭販売を中止したとか。自分で自分の首締めてどうすんの。「割が合わない」と判断されたら、イベントなんて労力と時間のかかるもの、やってもらえなくなるだけだよ。
 自分の整理券は59番。席は60。うわギリギリ。後の方は立ち見です。立ち見が出るほど集客があってよかったと安堵する私はファン失格?実は隣の60番のかた最後まで来られず席一つ空いたままだったんですよね…しょうがないけど。

 開始の前にCMとお知らせが舞台のスクリーンに。自主制作ビデオを見ながら…いやあ、アクターさんってすごいんだなあとあらためてしみじみと(苦笑)。あの動きは普通は出来ないもんなんだ…。でも作り手の「好き」は伝わってきますな。そういえば☆里もちるさんの初期の短編に自主制作ヒーローものの話あったなあ。ガオイエローことH江さんのビデオCMもありました。そして前回のイベントの人からのメッセージということで、いきなりY崎潤さんの顔が映ってびびる私。客席と距離がとても近いから雰囲気に飲まれないように、とのことでした。そしてS谷瞬くんからのメッセージも。ここでバシャバシャとスクリーンに向けてフラッシュ焚く人が続出したけど…そんなん映らないんとちゃいますのん?そういえば昔アニメブームの爛熟期には映画館でフラッシュを焚く連中が問題になったものでしたっけ。
 前振りが長すぎるのが私のレポの特徴ですな。すみません。

 いよいよやまもとさん登場。第一印象「細い!」とにかく細い。白のシャツに茶色のタンクトップを重ねていらしたのですが、ようするに腕丸出しで、それがマッチ棒のように見えてしまうほど。髪はますます短くなっていて、頭の形がわかるくらい。正直クルーズの時のほうが似合っていたような。そして…気のせいかもしれないのですが…もしかして疲れてらっしゃる?なんだか笑顔がいつもと違って見えて。子どものほとんどいないイベントは多分やまもとさんも初めてなので、勝手が違って緊張されていたのかもしれません。
 ちなみに観客に男性が多かったのが驚きでした。半分とは言いませんが3分の1以上は男性。しかも席の前方にがっと固まっていました。おそらくやまもとさん個人のファンと言うよりイベントの常連さんがかなり含まれていると推察されました。もちろん特撮好きかつハリケンファンには違いないらしく。トークの途中で「あれ何話だったけな」とつぶやくとすかさず答が飛んできたり、ほかにもばっちりデータは押さえてるぜ、という感じで。うむ、男性ファンの醍醐味よな。

 トークの内容はかなりうろ覚え。詳しいことは他のレポを探してください、としか言いようがありません。
 とにかく、司会の方が当然の事ながら特撮に精通されているので上手に話題を振っておられました。
 頭に引っかかっていることだけ順不同に。質問タイムやサイン&握手会中の会話も混じってくるかも。
 はじめは阪神タイガーズの話題から入ったような。子どもの頃は巨人ひいき…というより岡山では巨人戦しか放映していなかったらしいのですが、大きくなっていろいろわかるようになってくると阪神がいいかなと思うようになったそうです。
 前の日のUSOジャ○ンでゴレンジャーを扱っていたのを見て、ハリケンジャーの怪人のセンスはすごいと思っていたけれどこれには負けたと思ったとか。そのまんま、だそうで。(個人的にゴレンジャーで一番印象に残っているのは、野球仮面の回で「俺は補欠だ!」と高らかに叫んだ雑魚兵士さんですな)
 とにかく戦隊のイエローと言えば「カレー好き」という刷り込みがあるけれど、実際カレー好きなイエローは少ない。でもキレンジャーの印象が強すぎる、というような話で。やまもとさんはカレーの話を出してほしいと番組開始当初からスタッフに言い続けていたそうです。ご自身でもカレーは自分で多めに作って冷凍保存されるとか。
 あと順番に他の共演者の話もされていました。イベントの最初にスクリーンにS谷さんのメッセージが映ったせいか、S谷さんの話題が出るたびに、まるで彼がそこに隠れているかのように振り返っているのが可笑しかったです。S谷さんてば「斜め45度の角度で見てる」とか謎の言葉残すし…。ほかの媒体でも語っていらしてましたが、ノブ(キョウさん)とは仲が良くてよく遊ばれるとか。カラオケetc。カラオケでハリケンの曲があると歌ってしまうという流れから、ハリケンのエンディングは名曲だという話に。「聴いていて泣けてしまう」そうです。さすがにアバレンのEDじゃ泣けない(^^;けれど司会氏曰く、子どもはみんなアバアバばかり歌ってる(OPの立場は…)。キョウさんとS川さんと卓球勝負をすると今までは勝てていたけれど最近やばいとか。S川さんは負けず嫌いで、負けても「もう一度」と挑んでくるそうで、やまもとさんが口真似をされていたのですが、情景が彷彿としました(^^)。ボウリングもよくして、S川さんは力押し。キョウさんは技巧派。「そのまんまですね」と司会氏の合いの手。S谷さんはパワーがあるんだけど、そっとボールをレーンに置くそうで、その様子が可愛らしいとか。「N澤さんもパワー派ですか?」との司会氏のツッコミに「おんなのこですから…」と苦笑いのやまもとさん。F澄さんとは番組が終わる頃になって仲良くなったそう。終盤になると盛り上がって結束が高まったということでした。
 今後のお仕事としては、映画とUHFドラマに出演されたそう。映画のほうはまだ配給など決まっていないので詳しい話はまだ何もできないということで、「逢いたい」というタイトルだけ。N澤さんと共演だそうです。ドラマはUHF局を転々とするタイプのようで、放映日も時間も違ってくるようです。ホラーで、ハリケンを見ていた子どもはちょっとびっくりしてしまうかも、とのこと(^^; 
 質問コーナーでは、最近のハマリものとか。バイクとアロエヨーグルトという答。
 しょうゆ味のたこ焼きをどう思うか(←S谷さんの名古屋ローカル番組ねたらしい)という話題には、たこ焼きの元祖の店はしょうゆ味だという声が前方から上がっていました。東京においしいたこ焼き屋さん(店主が京都出身)があるそうで(場所は秘密だそう)、ほかの出演者も連れて行ったそうです。S川さんが「うめぇ」とほふほふ食べる姿の真似をされていたのがまたおかし。
 スーツやマスクの着心地についても質問が出ていました。イエローのマスクには牙ありますしね。やまもとさん曰くその牙で影ができて照明さんによく怒られたそうです。現場では何かあると、とりあえず怒っとけと「コウ!!(吼太と康平のコウ)」と声が飛び、本人悪くなくても「はい、すみません!」と答えて場が収まっていたとか。なんというか、あまりにもらしいというか(泣)
 スーツは「これで動くのは大変だあ」という感じだそうですが、アクターさんに言わせると、肩のところに切り替えがあるおかげで腕が動かしやすいスーツだとか。ハリケンは出し面スーツのおかげで現場に行くことが多く、アクターさんたちとの一体感があって、それはとてもよかったとのこと。555のスケ面も同様だという話も。
 シュリケンジャーの仮の姿ことOBの皆さんの話も。O葉さんのときはむしろスタッフの間にどよめきが走ったそうです。「朝イチからトラ(トランポリンの略)させるんだよ」とぼやきながらもアクションをキメるO葉さんを、「『普通に』見学していた」というやまもとさんでした。シュリケンジャー変身の吼太が2回もあったのはおいしかった、ということで、自分で変身ポーズも考えてみたけれど、それはボツになったようです。
 他にも話題が出ていたと思いますが、ちょっと思い出せません。
 トークや質問に答えるやまもとさんは、緊張はされていたと思いますが、終始にこやかで、それぞれの話題にしっかりと言葉を返していらっしゃいました。そして人柄の良さが絶えず滲み出ていました。
 最後にカメラを持って待ちかまえている客席に向けて、変身ポーズをつけてくださることになり。ハリケンジャイロは手前のお兄さんが渡したみたいで。「誰かジャケットもっていないですか。女性がいいですかね」と司会氏。自分あわてて持っていこうとしたのですが、もっと前に座っていたお姉さんが渡しました。席に帰るのの恥ずかしいこと。シュリケンボールもどこからか渡されて、そっちのポーズもとってくださいました。…しかしあらためて細い…。朝、ハリケンイエロー役のタケウチさんの見事な腕の筋肉を拝んだだけに、その差が…。
 かくして、ちょっと押し気味ながらも無事トークショー終了。

 会場の椅子を片付けたらサイン&撮影会の始まりです。この整理券については、どうやら振り込みの順ではなくランダムらしく、皆さま数字がバラバラ。お知り合い同士が離ればなれのケースも多。私については38番とだいぶ若い数字になりました。
 撮影はワンショットもしくはツーショット。自前のカメラで係の人に撮ってもらえますが、千円でポラロイド撮影の引き受けも有り。うーみゅ、これも「物販」というのか…。
 サイン用に色紙を持ってきている人も多かったみたいでした。後は、ハリケンボーイズetc.のムック、雑誌類にサインしてもらうケースが多かったようです。あと女性だとイベントの写真を大きく引き伸ばしたものだとか、男性だと超合金メカのケースとか。一人で複数券を入手されたのか、何枚も書いてもらう方も。一つずつサインをして、ちょっとした会話を交わして、写真を撮って、握手。…と、ゆっくりまったり進行していきました。写真は、男性は肩組み、女性は寄り添ってピースが多かったような。書いて、立ってポーズして写真撮って、座って、書いて…。と延々と続くループ。たぶん100人を越えていたと思いますので…。結果からいえば、終了するまで2時間以上かかっていました。本当にお疲れだったと思います。
 やまもとさんはサイン会は初めてだそうです。
 前の方に並んでいたお兄さんたちが何かのムックを手にして、ハリケン初期の吼太の写真とやまもとさんを見比べながら、本当に感じが変わったなあ、とつぶやいていたのが印象的でした。そういえばクルーズパーティで、体重は変わらないけど引き締まったというような話をされていたっけ。
 ペンを動かしているやまもとさんに司会氏が「やっぱり笑顔がチャームポイントですか?」と話しかけたとき、「別にそういうわけじゃないです」とぼそりと答えていらして…。細かいニュアンスは忘れたのですが、笑っているのが好きだというようなことでした。「売り」なのではなく、自らのモチベーションの結果としての笑顔なのだというような意味に私は受けとめました。
 さて、比較的前の方だった私の順番が回ってきました。それまでの方が渡したのはほとんど印刷物だったので、果たして可能なのかどうか心配だったのですが、私が用意したのはハリケンイエロージャケットでした。背中にお願いしますと係の人に渡しました。衣料系を出したのは私が初めてで、並んでいる前の方のお兄さんたちの間から「おお、出た出た」というような声が漏れました。「うつるかぁ〜?」という不審げな声も。たしかにメッシュ地なので、うまくインクが乗るかどうか、かなり不安でありました。極太の銀のポスカを手にしたやまもとさん。左右から係の人が引っ張ります(お世話をおかけしました)。再びあがるどよめき。黒地にくっきりと銀の文字が映えていました。司会氏も感心していました。「日付も入れますか?」というやまもとさんにあわててうなずきます。「本当はいただいたジャケットにしていただこうか迷ったんですけど」と言うと、びくっという感じで反応されて、ちょっと笑われたような…。いらんこと言いだったかなあと今もグルグル。写真は普通に立って並んでピースを自前のデジカメに収めていただきました。今回は前ほど舞い上がらずに握手できたと思うのですが、やはりとてもやわらかくやさしく握ってくださいました。クルーズの時の印象は気のせいではなかった模様。
 映画の徹夜並びから始まって、後楽園などでいろいろな想い出作りに役立ってくれたジャケットは、ついにサイン入りの一品となりました。出世出世。残念ながらもう着ていく機会はないですが。(多分秋のアバレンショーにはアバレンジャケットを着て行くでしょう) …ていうか機会が有ればまだ着る気の私。トークショーでやまもとさんに着てもらい、なおかつサインしてもらったジャケットをさっそくビニール袋にきっちり直し込んでいたお姉さんが、本来あるべき姿なんでしょうが。

 邪魔になるといけないのでさっさと外に退避。デジカメの映像を見て何がショックだったといって、私の方が肩幅広かった〜っ(爆) お、女なのに一応。どうりでジャケ着ても違和感無いはずだよ、私。ダンナには帰宅後、「困ったような顔して写っている」と笑われたし。くそう。
 2階の店舗で7月発売予定のやまもとさんのDVDを予約。発売後のイベントに行けるかどうかはわからなかったのですが、少なくとも受け取りには行けますから。そこで某同盟の管理人U様にお声をかけていただき、他の方々とともに夕食をご一緒させていただきました。ありがとうございました。



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