後楽園ゆうえんちハリケンジャーショー(素顔の戦士公演)

2003年2月11日(祝)


 ハリケン最終回から二日後。前日京都から夜行バスに乗り、6時ごろ東京着。雨降ってるよ〜。すぐに水道橋駅に直行してみたけれど…。素顔の公演の時は朝イチからずらりと並んでいるという話を聞いていたのに、まるで人影を見ない。もしかして早々と中止決定?とあせりまくってゆうえんち入り口前についたら、少〜しだけ列らしきものができてました。
 2月の早朝に吹きさらしで長時間…というわけで、気合いを入れて防寒対策をしてきた私。オバシャツ2枚、長袖Tシャツ2枚、薄手セーター、フリースのジャケット、そして最後にイエロージャケットと7枚重ね。黄ジャケが男物でだぼだぼだから出来る技。下半身はズボン下2枚重ねて、膝下ストッキングはいて、男物靴下にウールのズボン。靴の中には靴用カイロをこっそり。カンペキだね。行きと帰りに乗り物の中で汗かきまくったというのはナイショだよ。
 入場整理券をもらうために、ぼんやり並んでおりましたら、いつもこっそり拝見させていただいているハリケンサイトの管理人Sさまと、ご家族がいらっしゃって。息子さん二人に遊んでもらいました。子どもは嫌いじゃないんですが、いつも接し方がわからなくてとまどってばかりなのです。ホントは構ってもらえないと寂しいニンゲンなので、寄ってきてもらえて嬉しかったです。でも、Yくん、Sくん、こんなおばちゃん相手で本当に良かったのかしら?
 しとしとと小雨ながらも降り続けるし、アナウンスで「中止の可能性があります」と連呼するし、そのうえ、「クワガライジャー霞一鍬が体調不良のため出演できない可能性があります」とかアナウンスが流れはじめて途方に暮れましたよ。基本的に土日休めなくて他の日に来られなくて夜行でわざわざ来てるんだから、中止になったらショックすぎる。いっそ土砂降りで中止ならあきらめがつくのに、と灰色の空を睨む私でした。
 ともあれ念願の番号付き整理券をゲット。整理券は一人3枚までなので、Sさまご夫婦と私とでやりくりして、最終的には2回目3回目の公演も番号整理券を入手できました。天気のせいか、人すっごく少なかったからね〜。後は無事開始されることを祈るのみ。雨女戦々恐々。たとえやんでも足元がすべると危ないからね。
 そうこうするうちに開園時間。朝を食べはぐっていた私は中に入ってハトを眺めながら軽食ムシャムシャ。ここのハトはポテト食べてるんだろうか、もしかして。

 1回目公演。入場できてもまだ安心していない私。前にスーツ公演に来たときは、入場させておいて中止→握手会に変更だったから。握手もいいけどやっぱり演技しているところが見たいじゃないですか。
 さて、後楽園のスカイシアターは、中央一番前の一角がファミリー席として親子連れ優先席となっています。色も塗り分けてあります。泣く泣くその外側のそれでもなるべく前方の席に陣取りましたが、結果的にはちょい失敗。秋の公演のとき吼太の基本ポジション右側だったから右に座ったら、今回は左側だったのね〜。
 どんよりと灰色ながら雨は収まり、気温も上がらないままだったのですが、とにかくショーは始まりました。
 前回デジカメでは手ぶれ&取り損ないの嵐だったので、今回はビデオを借りてきて回しておりました。もしかして今日は一度しかやらないかも、と必死で写してたけど…舞台全体を取るんだったらもっと後ろでもよかったかも。

 中止になるかとハラハラしたのですが、結果をいえば、4回とも見られました。(ていうか、4回も見るか?)
 実はいささか時間が経ってからレポにかかっているので、1回ごと書くには、もはや記憶があいまい(苦笑)なので、ごちゃまぜに。
 後楽園ショーはテレビとは違うストーリーで進行してるらしいのですが、今回はとうとうオリジナル敵さんがジャカンジャのっとっちゃいました。キツネ仕様のマゲラッパたちに苦笑。ひとりタヌキ仕様で、鼻としっぽを着けたフラビが可愛かった。後楽園のフラビちゃんはテレビとはまるで別人ですが、可愛いので好き。「〜ぽん」って語尾もラブリィ。
 今回のゲストキャラさん、面をつけた登場時から異様な存在感を放っていましたが、O元次郎さんだったのでビックリ。腰の低いアクションがたまりません。かっこいい〜!こんなすごいアクターさんと相手できるなんて兄者幸運だよ、とマジ思いました。
 秋公演が七海中心だったとすれば、今回はゴウライ主役。こっ吼太なんて、なんて所在なげな…(泣)ってのはおいといて。この話じゃ、一鍬這ってでも出てこないと舞台成立しません。というわけで、敵さんに「一人顔色悪いぞ」とか「体調悪いのがいるんだってなぁ」とか散々アドリブかまされつつ、がんばって出てる弟くんでした。
 秋公演は素顔の役者のアクションが少なくて物足りなかったんだけど、今回は一人一人きちんと見せ場があってうれしかった。
 話の順序逆になるけど、今回は舞台から登場なのね。5人が出てきた第一印象「兄者が色気づいてる〜」 だって、髪が伸びてて少し色が抜けてて、かなり小洒落た感じに流してたんですよ。S川さん次の舞台が近いからだという説もあるけど、やっぱ兄者は短くて黒くてツンツンの頭がいいんだい。みょーにもみあげ目立つし、いやに余裕のにやにや笑い貼り付いてるし。こんな余裕かましてるんじゃなくてイッパイイッパイの兄者じゃなきゃいやん。(トークではやっぱイッパイイッパイだったけど(笑))
 素顔のアクションは実はアドリブの宝庫でもありました。4回見たら毎回台詞違ったし。七海はそのうち2回くらい「アイラブいっしゅー!」と叫び、「マジで!?」と続ける一鍬。「お、おれも…」と力みかけて、へにょへにょと兄者に出番をゆずるへたれくんでした。
 吼太はねー、吼太はねー。マゲラッパ2人相手に、「あ?」とよそ見を仕掛けて、逆に仕掛け返されて攻撃くらって。「ぬおぉぉぉ」と大魔人。前々から、吼太は大魔人みたいなとこあるなとは思っていたんだけどね、普段は柔和で怒ると手がつけられなくて(魔人様は柔和と言うより「ハニワ」ですが)。このネタどこかのサイトで出てたことあるかな。まあともかく。大魔人吼太は「聞けえ」「お前も聞けえ」とマゲラッパ2人に膝蹴りくらわして、一言決め台詞を言うのですがそれが毎回違ってて。「ハリケンジャーフォーエバー!」だったり「一鍬はなあ、風邪なんかに負けないんだー!」だったりしたのですが、4回目は「鳴子!お兄ちゃんはがんばってるぞー!」で、キャーキャー大喜びする私でした。

 スーツのアクションももちろんかっこよかったですよ。変身したスーパー忍者がババンと勢揃いすると、子どもたちからは歓声が上がり、カメラを手にしたお父さんたちは身を乗り出す(笑) 途中でブルーとイエローがめおとのように呼吸を合わせて敵をやっつけるとこがあって、萌え萌えな私。
 さてしかし、後楽園のアクターさんは本編と背丈とか合わせてるんでしょうか。イエローが小柄だったり、兄者が背が高かったり。兄者の人は声も渋くて、テレビと違和感無し。クワガは…声が甲高かったね(笑)(えー、この時点では知らなかったのですが、もちろんアクターさんと声は別の方です)

 えっとですね、正直言ってお話はおばさんにはちょっとこっぱずかしかったですよ。O元さんに(意外とキュートな声で)「愛」を連呼されてしまうと(汗)。笑いたいところなんだけど、O元さんに超シリアスに芝居されてしまうと笑うに笑えなくて(汗)。
 ビデオ回したのは1回目と2回目だけ。2回目は趣味に走って吼太ばかり写してた。けど、トークのみ全回撮りました。自分が吼太ばっかり見てるせいかもしれないけど、吼太は客席に丁寧に顔を向けてくれます。兄者とか、2回目だったか、引っ込むときに私の横のお嬢さんたちが必死に声をかけてるのに、こちらに目を合わせないまま退場してしまって、横からため息が聞こえましたね。
 人間ってのはどんどん欲深くなるもので、前は遠目からでも見えればいいと思ったのに、こっちを向いて自分に笑いかけて欲しいだなんて思ってしまう。でも私はおばさんで、彼らの全開の笑顔は子どもたちに向けられたものだから…。ちょっとさみしい。さてここで告白すると、実は4回目は某サイトのSさまご一家に便乗して、ファミリーシートに座ってしまいました。はっきりいってかなりすいていたので…。ごめんなさい。Sさまの息子さんたちへ向けられた笑顔を、おこぼれでしっかり拝ませていただきました。
 ところで…やられアクションで両手両膝をついて…要するに四つん這い状態の吼太のヒップラインに思わず注目してしまったのは私だけではない…と思いたい(爆)
 そういえば、今回大人のハリケンジャケットはイエローばっかり(しかもほとんど女性)でした。赤ジャケの人がいないのでびっくりしましたよ。なんで? お子さまたちは赤ジャケや、ゴウライジャケットばっかりだったんですけどね。
 Sさまご一家と夕食をご一緒させていただいて、新幹線で帰りました。途中どこへも寄らず。東京まで出てきて、ほんとに後楽園へ行って帰っただけでございます。



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